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ドクターズコラム第30回「唾液パワー 1回目(唾液は虫歯の予防液)」<唾液パワー1>

ドクターズコラム第30回「唾液パワー 1回目(唾液は虫歯の予防液)」

唾液とは

唾液とは 唾液とは、口の中の耳下腺・顎下腺・舌下腺などの大唾液腺や、唇・口蓋・舌下などの小唾液腺から分泌される液体のことをいいます。
無色・無味・無臭で、大部分は水分。ムチンやでんぷん分解酵素のプチアリンなどが含まれています。


唾液の3つの力
その1 口の中の酸を中和

細菌が砂糖や炭水化物を分解し酸を作り出すと、口の中が酸性に傾きます。こうなると歯の表面からカルシウムやリンが溶け出しやすく、虫歯が始まります。(脱灰)
唾液には、その酸を中和し、正常に戻す力があります。たくさんの唾液が分泌されることによって、酸性に傾いた口の中が中和されます。


その2 殺菌・抗菌・保護作用

唾液は食べカスを洗い流し、口の中を清潔に保ちます。
口の中の細菌を除去し、唾液中に含まれている免疫物質によって細菌感染を防ぎます。

唾液には、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」や「ラクトバチラス菌」から歯を守り、お口の中を健康に保つ働きがあります。

乾燥から口や舌の粘膜を防ぎ、エナメル質の表面を被膜で覆い、保護します。


その3 歯にミネラルの補給

唾液の中には、歯の成分であるカルシウムやリンが含まれており、食後しばらくすると酸を中和し、唾液中のカルシウムやリンが歯の表面に付着して、溶け出したエナメル質を補います(唾液の「再石灰化」作用)

唾液の中には、歯を強くする「スタテリン」というたんぱく質も含まれており、徐々に歯にしみこんでいくことで歯をかたくします。


唾液は歯にミネラルを補給します

※虫歯は、細菌の繁殖によって発生します。細菌(虫歯菌)自体が歯を浸食するのではなく、歯についた食べカスが酸に変えられ、歯の表面を溶かして穴を空けます。

※夜寝る直前の飲食が虫歯になりやすいのは、寝ている間の唾液分泌が激減することが要因の1つです。


唾液の効能

食べ物は、細かく噛み砕かれ、消化酵素と混ざり合うことにより栄養素が消化吸収されます。そのために必要なのが「唾液」 です。「唾液」「つば」と聞くと、あまりよいイメージが浮かばないものですが、実はさまざまな効能があるのです。


効能

唾液中のリゾチームやラクトフェリンなどの成分が、口臭の原因になる細菌を殺菌します。また、歯周病菌の抑制効果も確認されています。

 注)口臭の原因は、細菌だけではありません。

唾液中のアミラーゼ、マルターゼ、リバーゼなどの酵素は、口腔での消化を助けます。
※アミラーゼはデンプンを消化し、血液中の血糖値を早く上昇させるので、食べ過ぎの防止効果があります。

唾液中のムチンは、粘り気を出し、口の中の粘膜や舌の傷つきを防ぎます。

唾液中のペルオキシターゼの抗菌作用が、ガン細胞の増殖を抑える効果があると言われています。

唾液腺ホルモンであるパロチンは、骨や筋肉などを丈夫にし、老化を防ぎます。
唾液は血色を良くし、肌の張りをもたらし、若さを保つのに大切な働きをしています。


その他の働き

唾液の働き 食べ物を湿潤し、飲み込みやすくします。
唾液の量を調節し、血液の浸透圧を調節します。

血液中の有害物質を排泄します。


唾液は口の中の乾燥を防ぎ、口の中を清潔にする働きをもっているため、唾液の分泌が少なくなると、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。 唾液の働き



次回のコラムは、『唾液パワー(ドライマウス症候群)』をお送りする予定です。



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