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ドクターズコラム第61回「小児歯科予防@」

ドクターズコラム第61回「小児歯科予防@」

元気で健やかな子どもに育てるために

  子育て奮闘中の保護者の皆さまは、子どもたちが虫歯にならずに育ってくれればと、願っておられることでしょう。しかし歯のことだけを特別に考える必要はありません。子どもたちに元気で健康に育ってくれるような生活をさせていれば、むし歯にはほとんどならずに済むのです。逆に言うと、早いうちからむし歯ができることは、子供たちの歯以外の身体や精神にも悪いことが起こっている、というサインと思って対応していただきたいのです。歯も身体も精神も健康であるには、日常生活を良いリズムで過ごせていることが必要です。朝起きる時間、夜寝る時間を守ることはもとより、3度の食事がしっかり摂れていることなど、当然のことが当然のようにできていることが大切なのです。
  また、子どもたちの歯を健康な状態で維持し、よりきれいに手入れをするためには、歯科医や歯科衛生士たちの協力が欠かせません。そのような協力を得る絶好の機会が定期健診です。
  定期健診では、歯が悪くなるのを早期に発見するだけではありません。よりよい子育ての環境を作るために様々なチェックをし、保護者の肩に必要な提案をさせていただく機会でもあるのです。よりよい子育ての環境を作るために様々なチェックをし、保護者の肩に必要な提案をさせていただく機会でもあるのです。たとえむし歯になってしまった子どもたちでも、その後の定期健診による環境の改善で、新たなむし歯の発生を防ぐことができるのです。この機会に、今後ぜひ定期健診を受けられることをお勧めします。


子どもの虫歯予防は誰がするの?


上の項目は、どれも単独だと正解ではありません。
子どものむし歯予防は、家庭と歯科医院が協力してはじめて成し遂げられるのです。またそれぞれの信頼関係がなければ効果をあげることはできません。

 

成長に合わせたむし歯予防
0歳〜1歳頃

●母乳育児のススメ

はじめに

母乳を与えることは母子の最も強い結びつきであり、栄養学的に、免疫学的に、そしてスキンシップとしても優れていることは周知のとおりです。授乳期間中にむし歯をつくらないために、この時期にお菓子や市販の飲料を与えないよう心がけましょう。


●歯みがきをはじめるとき

生後6ヶ月をすぎると乳歯が生えはじめます。最初は前歯しか生えていないので、ガーゼ等で拭く程度で大丈夫です。1歳頃から歯ブラシを使用しますが、離乳食から幼児食の時期の赤ちゃんの場合は、下の絵のような上の前歯のむし歯をおこさないよう注意が必要です。

はじめに むし歯の出来やすい上顎前歯の例

●フッ化物の塗布

フッ化物を活用することで歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯になりにくくします。したがって、むし歯がないうちからの予防が望ましいでしょう。一般的には1歳6ヶ月頃になると上下の前歯12本と奥歯4本の乳歯が生えてきます。フッ化物は歯が生えてきたときから塗り始められますが、年齢に応じた利用法があるので歯科医とよく相談しましょう。


●食生活の注意点

自然食品、お茶、水、牛乳を中心に考え、とくに兄弟がいる家庭では、おやつは下の子に合わせた安全なものを与えると良いでしょう。また、授乳の期間が長くなっている方も注意が必要です。


2歳〜4歳頃

●むし歯のできやすいところを重点的にケア

2歳を過ぎて、一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が生えてくると、かみ合わせの部分と歯と歯の間(隣接面)のむし歯を予防することが大切になります。むし歯のできる箇所を正しく理解して、その部分をしっかりブラッシングしましょう。また、通常の歯ブラシだけではみがききれず、清掃の不十分な隣接面にはデンタルフロスを1日1回使用すると良いでしょう(時々使うだけでは殆ど効果がありません)。この時期では必ず保護者がしっかり丁寧な仕上げみがきをしてあげましょう。



●食生活の注意点

間食は、お子さまの身体の成長を助けるものですが、主食の妨げにならないよう、与える時間と量、種類には注意が必要です。とくに与える回数は十分考慮してください。おやつは、甘い物である必要はありません。できれば果物などを中心に与えると良いでしょう。
また、この時期でのおしゃぶりは、今後の噛み合わせにも悪影響を及ぼしますので、やめさせ方を専門医と相談することをお勧めします。


5歳〜10歳頃

●6歳臼歯(第一大臼歯)

5〜6歳頃になると、乳歯の奥歯のさらに奥から
「6歳臼歯」が生えてきます。大きくて、かむ力が最も強く、とても大切な歯なので「歯の王様」とも呼ばれています。
6歳臼歯は最も大切な歯であるにもかかわらず、生えたての歯の質は未熟なため、むし歯になりやすくなっています。また、この歯は奥に生えていて歯みがきがしにくい上、かみ合わせの面は複雑で溝が深いためとても汚れがたまりやすく、むし歯になっても気がつきにくいという特徴もあります。



●予防対策

「6歳臼歯」のむし虫歯予防には本人、家族、歯科医師及び歯科衛生士の協力が不可欠です。非常にみがきにくい場所なので、毎日のブラッシングでは必ず保護者が念入りに仕上げみがきを行ってあげましょう。歯ブラシだけでなくデンタルフロスも併用し、隅々まできれいにみがいてあげます。10歳頃までは仕上げみがきが必要です。みがき方は歯医者さんで教えてもらいましょう。




次回のコラムは、『小児歯科予防A』をお送りする予定です。



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